@article{oai:ir.ide.go.jp:00051456, author = {菊池, 啓一}, issue = {1}, journal = {ラテンアメリカレポート}, month = {Jul}, note = {本稿はボルソナロ政権下における大統領・議会関係の特徴を検討したものである。2018 年 総選挙におけるボルソナロの当選や下院選・上院選での社会自由党の躍進、労働者党・ブラ ジル社会民主党・ブラジル民主運動の議席の減少は既存の政党政治に対する不信の産物であ った。そのため、ボルソナロは比例代表制・多党制・大統領制という組み合わせによって生 み出される連立政権に特徴づけられる「連合大統領制」を否定して議員連盟との協力による 閣僚任命を行ったが、政党連合を基盤としない大統領・議会関係は不安定であり、議会が政 権運営の障害となるケースも出てきている。2019 年4 月頃から政権側による他党との歩み 寄りの模索がみられるが、「連合大統領制」への回帰による大統領・議会関係の安定化と政権 の一層の支持率の低下というジレンマの中でボルソナロ大統領がどのような選択をしてい くのかを、今後注視していく必要がある。, PJa/33/Ra2}, pages = {1--12}, title = {ボルソナロ政権下における不安定な大統領・議会関係(特集 ボルソナロ新政権のブラジル)}, volume = {36}, year = {2019} }