@article{oai:ir.ide.go.jp:00051431, author = {新川, 匠郎 and 舛方, 周一郎}, issue = {2}, journal = {アジア経済}, month = {Jun}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201906_003, 本論はラテンアメリカにおける大連立政権の成立について問う。大統領制下の政党間協力は軽視されるトピックであったが,近年では「連立大統領制」に対する研究の見直しが進んでいる。本論は,大統領制下の連立パターン研究で十分に議論されていない以下の3 点を検討する。まず,数ある政権形態のなかでもこれまであまり関心がもたれてこなかった「①大連立」を分析する。また,政権成立にまつわる条件の効果と比べて問われることが少なかった「②因果の複雑さ・仕組み」について深く検討する。以上の点と連動して「③大統領制下の政党間相互作用のモデル」について検討していく。そして本論では大連立の典型例と位置づけるブラジルの分析を通じて次の仮説を確認する。それは「大統領制・多党制・二院制によって大連立のメカニズムが働く」という仮説である。ただし,ブラジルの事例で確認する大連立の条件は,文脈的なメカニズムにより予測される効果とは異なる作用があるとも提起する。}, pages = {34--67}, title = {ラテンアメリカの大統領制下における大連立 : ブラジルの事例分析を通じて}, volume = {60}, year = {2019} }