@article{oai:ir.ide.go.jp:00050456, author = {三浦, 航太}, issue = {1}, journal = {ラテンアメリカレポート}, month = {Jul}, note = {2017 年末に⾏われたチリの総選挙で、ピニェラ元⼤統領が勝利し、4 年ぶりに右派政権が誕⽣した。他⽅で、2017 年総選挙は、新しい選挙制度の導⼊と新興の左派勢⼒「広域戦線」の台頭という点で特徴づけられる。第⼀に、政治不信を⽣み出す⼀因とされた旧来の選挙制度にかわって、今回の選挙より新たな選挙制度が導⼊された。選出⽅法、区割り、議員定数の改正などを通じて、政党間競争を⾼め、政治の代表性を改善することが⽬指された。第⼆に、学⽣運動を起源に持ち、既存の政治や経済格差への不満を背景に近年⽀持を集めてきた、新しい左派勢⼒「広域戦線」が、今回の選挙を通じて台頭を⾒せた。チリでは⺠主化以来、左右の⼆⼤政党連合による固定的な政治の構図が続いてきた。新しい選挙制度の導⼊と、広域戦線の台頭は、そうした従来の政治を変える可能性をもたらすものである。, PJa/33/Ra2}, pages = {1--16}, title = {2017年チリ総選挙 : 新しい選挙制度と政治勢力はチリの政治を変えるのか?(論考)}, volume = {35}, year = {2018} }