@article{oai:ir.ide.go.jp:00049821, author = {大西, 裕}, issue = {4}, journal = {アジア経済}, month = {Dec}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201712_004, 本稿は,韓国の福祉政治,とりわけ高齢者福祉をめぐる政治に関する近年の研究を分析することで,韓国で福祉政治をめぐる研究が,理論レベルでも方法論レベルでも劇的に変化していることを示す。福祉政治の研究は,かつては事例研究が中心であり,理論的にも階級の存在を重視していたが,近年,方法論的には計量分析に比重を移しており,理論的には一般的な政治過程論同様,有権者や政党に焦点が当たるようになってきている。有権者レベルでは福祉態度が,政党レベルでは地方自治体の福祉政策が分析の焦点となり,従来見られなかった豊かな成果を生み出すようになってきた。ただし,福祉政治の新たな研究動向は,重要な問題を含んでいる。韓国の福祉政治研究は方法論的に洗練されてきているが,科学的に妥当性の高い方法が検証すべき理論を限定するという転倒が生じてしまい,本来広大であるべき研究視野を狭め,研究対象を限定する傾向を示しているのである。}, pages = {55--75}, title = {福祉政治研究の科学化 -- 韓国の高齢者福祉をめぐって}, volume = {58}, year = {2017} }