@article{oai:ir.ide.go.jp:00047700, author = {佐藤, 章}, journal = {アフリカレポート}, month = {}, note = {本稿は1990年代以降続いてきたコートジボワールの不安定な状態が、2011年5月に正式発足したワタラ政権のもとで解消されたかどうかを検討する。着眼点はワタラ政権期の武装勢力の動向と、ワタラ政権の軍事的基盤をなすコートジボワール共和国軍(FRCI)とワタラの関係である。武装勢力の動向については、ワタラ政権の正式発足の時点で内戦期の軍事的対立の構図が基本的には解消され、その後もFRCI優位の軍事状況が継続していることがわかる。ワタラとFRCIの関係については、FRCI幹部の重要ポストへの登用が続いており、堅固な同盟関係が維持されていることが確認できる。しかし同時に、事態を不安定化に向かわせうる要因が今なお存在することも指摘できる。このためコートジボワールは一時期の不安定な状況をたしかに脱してはいるものの、安定化が十分に確立・制度化されるうえでは、軍の改革をはじめとする課題が解消される必要がある。, PJa/3/Af4}, title = {コートジボワールは安定したのか -- ワタラ政権下の軍事的状況の総括と展望}, year = {2015} }