@article{oai:ir.ide.go.jp:00040723, author = {鈴木, 早苗}, issue = {12}, journal = {アジア経済}, month = {Dec}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201012_003, ASEAN諸国にとって,ベトナムのカンボジア侵攻は1980年代の最大の安全保障上の脅威であった。ASEAN諸国はこの問題にASEANとして何らかの方針を打ち出すべきだという点では一致したものの,その具体化をめぐってベトナムに強硬姿勢で臨むべきとする強硬派とベトナムとの対話を模索する柔軟派で対立していた。強硬派と柔軟派は互いに譲歩して,ベトナムに対するASEANコンセンサスを形成した。本稿では,強硬派,柔軟派がどのような条件で譲歩し,また,その条件はいかにして整うのかについて新たな視点を提示する。 具体的には,譲歩の条件とは,反対意見の表明を控えるに足る説得的な材料が提示されることであり,譲歩の条件を成り立たせる要因とは,利害調整のための協議が継続されることである。本稿では,会議の議事運営を担う議長国がその利害や意向にもとづいて,協議を継続するかどうかを判断する点を指摘する。}, pages = {22--54}, title = {ベトナムのカンボジア侵攻に対するASEANコンセンサス形式と議長国の役割}, volume = {51}, year = {2010} }