@article{oai:ir.ide.go.jp:00040701, author = {村上, 薫}, issue = {4}, journal = {アジア経済}, month = {Apr}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201104_005, 政治的リベラリズムによれば,貧困は公共的に定義され対応されるべきものであり,ニーズ解釈の政治への参加が民主主義にとって必要とされる。本稿は,トルコの代表的な公的扶助制度である連帯基金を事例に,援助の受給者が,政治的リベラリズムが想定するニーズ解釈の政治とは異なる形ではあるが,あるべき援助が定義される過程に一定の制約のもとで参加していることを,フィールド調査の結果にもとづいて論じる。調査地の人々の多くは援助について,言説や概念を用いた政治の言葉を語ることはできない。しかし「無知で怠惰な移動者=困窮者」であると同時に「伝統に忠実なアナトリア出身者」という二律背反的な視線を内面化することで,語り口を制約されつつもあるべき貧困救済について語り,援助行政関係者に一定の圧力を加えることができた。}, pages = {60--86}, title = {トルコの公的扶助と都市貧困層 -- 「真の困窮者」をめぐる解釈の政治}, volume = {52}, year = {2011} }