@article{oai:ir.ide.go.jp:00040657, author = {大塚, 健司}, issue = {1}, journal = {アジア経済}, month = {Jan}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201201_003, 本稿は,中国における水汚染対策の最初の重点対策流域に指定された淮河流域をめぐる水環境行政の形成過程を検討し,その特徴を論じる。まず,1970年代に流域管理機構において淮河流域の水環境行政が開始され,流域水環境行政の制度が整備された経緯を整理する。また1993年以降,淮河流域の水汚染問題が政治化し,流域水環境保全体制が強化された過程を明らかにする。淮河流域の水環境行政の形成・発展過程は,水利行政における流域管理と環境行政における汚染源規制が交錯する過程であり,それは1993年の環境政策における監督検査活動の開始によって加速されたこと,また,水行政の部門間調整が一定の制度として発展したこと,しかしながら,水質管理をめぐる水利行政と環境行政の間の権限配分関係については,1970年代末以降変化はなく,重要な決断は時の政治にゆだねられていることを明らかにしている。水汚染問題をめぐる行政の分断・非協調はなお大きな課題として残されたままである。}, pages = {35--58}, title = {中国淮河流域における水環境行政の形成と発展}, volume = {53}, year = {2012} }