@article{oai:ir.ide.go.jp:00040629, author = {佐藤, 創}, issue = {4}, journal = {アジア経済}, month = {Jun}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201204_009, 本稿は,経済成長著しいインドで近年頻発している土地収用をめぐる社会的な摩擦について考察する。まず,実際に社会問題となった土地収用問題を紹介し,現行の土地収用法(1894)と今議論されている新法案(2011)の内容と特徴,問題点を分析する。そのうえで,なぜ今になって土地収用問題が顕在化しているのか,その背景にある社会的要因を考察し,以上の検討を前提として,土地収用にかかわる経済学的および法学的な理論上の課題を検討する。本稿の議論は,インドは今,1991年の全面的経済自由化以前とは異なる社会条件のなかで開発と土地の再配分という問題に直面しており,かつ,現行の土地収用制度には問題が多く,見直しは喫緊の課題であると思われること,また,今議論されている新法案にも多くの論点が残されており,開発と土地収用は古くて新しい問題であるものの,理論的な分析が十分に尽くされているわけではなく,より詳細で学際的な再検討が必要な領域であると思われることである。}, pages = {113--137}, title = {インドにおける経済発展と土地収用 -- 「開発と土地」問題の再検討に向けて}, volume = {53}, year = {2012} }