@article{oai:ir.ide.go.jp:00040623, author = {武内, 進一}, issue = {4}, journal = {アジア経済}, month = {Jun}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201204_003, 地域研究の方法論的特徴やディシプリンとの関係は,これまで繰り返し議論されてきた。本稿では,日本における地域研究の受容と展開を跡づけたうえで,アフリカ研究の立場からこの問題を検討する。第2次世界大戦後に欧米で誕生した地域研究に比べ,日本の地域研究は,社会科学や人文科学のみならず自然科学も含むなど,研究対象領域や方法論の幅が広い。地域研究を既存のディシプリンから独立した研究領域とみなす主張もあるものの,筆者を含め研究者の多くはそれがディシプリン上の基礎をもつべきだと考えている。社会科学に依拠しつつ特定地域を長期的,継続的に調査する地域研究は,(1)現地情勢の迅速,的確な分析,(2)データ解析の質的向上,(3)研究に値する「問い」の発見,といった優位性をもつ。地域研究は他の研究分野から独立した自律的研究領域とはいえないが,ディシプリンとの間に構築される緊張関係を通じて社会科学を豊かにする可能性をもつ。}, pages = {6--22}, title = {地域研究とディシプリン -- アフリカ研究の立場から (特集 発展途上国研究の方法)}, volume = {53}, year = {2012} }