@article{oai:ir.ide.go.jp:00040597, author = {近田, 亮平}, issue = {6}, journal = {アジア経済}, month = {Dec}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201206_003, 近年のブラジルでは,社会的に排除されている人々がより直接的に政治へ参加し,自らの利益を実現できるような参加型行政スタイルが,地方自治体を中心に普及しつつある。そこには多くの場合,高齢者を含む貧困と関連の強い社会集団が,社会運動のような集合行為を通じて参加している。しかし,貧困高齢者は社会の中でより受動的な存在とされるため,参加型行政という社会構造や年金以外の問題において,そのエージェンシーはほとんど看過されてきた。そこで本論では,ブラジルで普及する参加型行政により貧困高齢者は政治参加できているか,という問題意識にもとづき,参加型行政という構造と貧困高齢者というエージェントとの相互作用に焦点を当て,高齢者に特有ではない住居という問題に社会運動を通じて取り組む,貧困高齢者のエージェンシーについて分析する。その際,サンパウロ市の貧困高齢者向け住宅プロジェクト,住宅審議会,その関連の社会運動を事例とする。}, pages = {35--71}, title = {ブラジルにおける参加型行政と貧困高齢者の政治参加 -- サンパウロ市の住宅審議会と貧困高齢者の社会運動}, volume = {53}, year = {2012} }