@article{oai:ir.ide.go.jp:00040596, author = {上谷, 直克}, issue = {6}, journal = {アジア経済}, month = {Dec}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201206_002, 本稿の目的は,1980年代から2000年代の前半にラテンアメリカ地域で多数生じた「大統領への挑戦/失墜」に関するさまざまな議論を,数理モデルによって架橋し,この政治現象の因果ロジックを解明することである。そしてこの作業を経て得られた5つのポイントに注目しつつ,近年のエクアドルで生じた3つの挑戦/失墜事例(1997,2000,2005年)により,モデルの含意を検証した。結果,挑戦から失墜,とくにその収束のありかた(解任か追放か)に大きな影響をもつのが,抗議運動の「強さ」や志向性の如何によって変動する議会枢要プレイヤーの期待利得であることが確認された。すなわち,大統領-議会関係だけでもなく,また,抗議運動や個々の社会運動組織だけでもなく,やはり両者の相互作用を過程追跡しない限り,大統領への挑戦/失墜の「分析」は不十分なものとなるのである。}, pages = {2--34}, title = {大統領への「挑戦」と「失墜」に関する数理モデル分析 -- ラテンアメリカ諸国の事例をもとに}, volume = {53}, year = {2012} }