@article{oai:ir.ide.go.jp:00040557, author = {山田, 七絵}, issue = {3}, journal = {アジア経済}, month = {Sep}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201309_005, 中国では1990年代以降,三農問題や食の安全問題に対処するため政策的に農業インテグレーションを推進しており,さまざまなタイプの契約農業が登場している。本稿では山東省のリンゴ果汁輸出企業を例に,まず組織と制度の経済学のフレームワークに沿って企業-(合作組織)-農家の契約モデルを取引費用とリスク削減効果から評価した。契約農業への参加によって,農家は従来の市場取引に比べ生産技術や市場情報へのアクセス,生産資材購入,生産物の販売に関わる取引費用の節約,市場・生産リスクの削減が可能となっている。一方,企業は国際基準を満たす厳密な生産管理を実現できる反面,農家への技術普及や直営農場の土地取得に関わるコスト,価格や収量変動リスクの全部または一部を負担していることが明らかとなった。次に,市場や制度が不完全な中国農村においてこのような契約農業モデルの組織形態を規定する非市場的要因を考察し,土地制度や農業生産をサポートする公的サービスの未整備,政策的要因を指摘した。}, pages = {72--100}, title = {中国における契約農業の経済的特徴と組織形態の非市場的規定要因 -- 山東省リンゴ果汁輸出企業の事例}, volume = {54}, year = {2013} }