@article{oai:ir.ide.go.jp:00040484, author = {佐藤, 創}, issue = {4}, journal = {アジア経済}, month = {Dec}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ201412_003, ガーシェンクロンは,鉄鋼業を例に挙げて技術的に最先端の部門から後発国の工業化が大発進する可能性を思い描き,ハーシュマンは,鉄鋼業に注力して工業化を始めようとするほど後発国は愚かではあるまいと考えた。彼らの議論からおよそ半世紀がたち,キャッチアップ型工業化論のなかで鉄鋼業については,韓国を念頭に最新鋭の技術を備え事業規模の大きい臨海型高炉一貫製法を導入する戦略の成功例に関心が集まってきた。少なくとも鉄鋼業に関する限りはガーシェンクロンに軍配を挙げるべきだろうか。本稿は,両者の見解の違いがどのように生じたかを掘り下げ,アジア諸国における鉄鋼業の発展プロセスを検討することを通じて,両者のアプローチが相補的であり,後発国の工業化を考える上で依然として重要でありうることを示す。}, pages = {8--38}, title = {キャッチアップ型工業化論と鉄鋼業 -- 「ガーシェンクロン vs. ハーシュマン」をめぐって}, volume = {55}, year = {2014} }