@article{oai:ir.ide.go.jp:02000781, author = {烏尼爾,}, issue = {4}, journal = {アジア経済}, month = {Dec}, note = {PJa/33/Aj11, application/pdf, ZAJ202312_003, 内モンゴルの天然ソーダ資源は20 世紀初頭の東アジアにおける近代化のなかで化学工業の原料とし て認識された。東部内モンゴルでは,19 世紀中頃から入植してきた漢人によって天然ソーダ資源が知 られており,小規模開発が行われていた。しかし,清末頃の中国における民族資本の勃興と外国資本 の参入によって工業化が進み,天然ソーダの需要が高まったが,その後外国製ソーダ灰に市場を奪わ れた。20 世紀に入ると東部内モンゴルは満蒙の一部として日本の勢力圏に入り,日本は満蒙鉱物資源 として東部内モンゴルの天然ソーダ資源に興味を示していた。この時期に第一次世界大戦が勃発し, ソーダの輸入に困窮した中国と日本は東部内モンゴルの天然ソーダ資源に一層注目し,調査研究を行 うと同時に開発にも取り組んだ。しかし,大戦による中国民族系ソーダ工業の自立を受け,東部内モ ンゴルの天然ソーダ資源の開発は衰退に向かった。本稿は,東部内モンゴルの天然ソーダ資源の開発 と衰退の歴史的経緯を通して,東アジアにおける近代化学工業の発展のなかで内モンゴルの天然ソー ダ資源の果たした役割の一端を明らかにする。}, pages = {32--55}, title = {20世紀初頭における東部内モンゴルの天然ソーダ資源の開発と衰退}, volume = {64}, year = {2023} }